『金環蝕』談合汚職を描いた実録映画、森友問題を機に鑑賞

『金環蝕』(1975年、大映映画/東宝)。先月、日本映画専門チャンネルで放送したのを見損なったので、Amazonプライムビデオで久しぶりに鑑賞しました。見たくなった理由は、やはりここのところずっと持ち切りの森友学園問題です。
森友学園問題は、ここ1~2日で風向きが変わってしまいましたが、先週末までに間違いなく主役だったのは安倍昭恵夫人でした。
あれだけ国会で取り上げられているにも関わらず、籠池夫人と当事者同士でメールをやり取りしていたというのですから、脇が甘すぎというか、常人には理解しがたい“度胸”だなあと率直に思いました。
『金環蝕』は、石川達三による同名のノンフィクション小説を原作とした山本薩夫監督の映画です。
かつての自民党総裁選では、何十億という札束が乱れ飛んだといいます。
そのカネの出処は、ゼネコンなど公共事業者との談合汚職によって得る「献金」。
『金環蝕』では、宰相夫人が名刺を使って、談合を事実上指揮しますが、それを暴こうとする者はみな消されてしまうという、政治の世界のダークな部分が描かれています。
『仁義なき戦い』と同じで、実録映画なのに仮名にしているのですが、メークが似すぎているのであまり意味がありません(笑)
映画の中の久米明
— 柴田和巳 (@show1900) April 23, 2020
金環蝕のこの役はあまりにも有名
画像を探したらなかったんだけど、「氷雪の門」も印象に残った。「陸軍中野学校 密命」では特高警察に扮して市川雷蔵を拷問してますw pic.twitter.com/nC06rr35Au
さすが山本組の真骨頂といいますか、民芸、青年座、俳優座、文学座など、左派的と言われる新劇劇団の中でも、とくに日本共産党党員監督・山本薩夫作品おなじみのメンバー(俳優としても実力者)がほぼ勢揃い。
宇野重吉を筆頭に、三國連太郎、山本學、大滝秀治、永井智雄、内藤武敏、加藤嘉、神山繁、北村和夫、久米明、西村晃……(順不同ですよ。これに小沢栄太郎と東野英治郎が加わったら完璧だったのになあ。)
かつての池田内閣当時の政財界重鎮を、この俳優陣が外見そっくりで嫌らしく演じるのは、アンチテーゼききまくりで、それだけでもう見応え充分です!
こうしてみると、日本共産党というのは、日本の暗黒の保守支配層打倒のために、いかに力のある多くの文化人から期待されてきた政党であったかがわかります。
ところが、同党はその期待についに応えられず、近年では、民進党と友党であるかのように振る舞うことこそがいちばん大事な政治課題になってしまったようです。
多くが鬼籍に入った当時の出演者は、その志をどう見ているのでしょうか。
『金環蝕』とは何だ
『金環蝕』は1975年、「大映」ブランドを復活させた大映映画が、東宝配給で作った山本薩夫監督の社会派映画です。
ダム建設汚職事件を題材にした政治サスペンス。
「まわりは金色の栄光に輝いて見えるが、中の方は真っ黒に腐っている」といわれた、昭和40年の九頭竜川ダム落札事件を題材にした石川達三の同名小説を映画化です。
黒金泰美をイメージする星野康雄(仲代達矢)は、将来を嘱望された優秀な人材でしたが、九頭竜川(作中では福竜川)のダム建設を巡る不正疑惑(1965年)、その直後に発覚した吹原産業事件(1965年)をきっかけに人望を失い、その後は鳴かず飛ばずのまま、最後は選挙にも落ちて失意のうちに1976年に政界を引退します。
田中彰治のモデルと思われる神谷直吉(三國連太郎)は、数々の汚職と恐喝の事実が明るみに出て、在職中の1966年に逮捕され、政治生命を終えています。
宇野重吉のいやらしい老人ぶりも見どころがあります。
いずれにしても、論より証拠で1度ご覧になってください。

金環蝕 - 仲代達矢, 宇野重吉, 三國連太郎, 西村晃, 山本学, 中村玉緒, 大塚道子, 長谷川待子, 北村和夫, 大滝秀治, 山本薩夫, 田坂啓
この記事へのコメント
『たまごマヨパン』・・・子どもの頃は親に連れていかれた喫茶店で食べる「たまごサラダサンド」に目がありませんでした。今でももちろん大好きです。お店によってかなり味が違うんですよね。マヨネーズ、マスタード、マーガリン、胡椒などの配分で、微妙に味が変わってきます。あと、キュウリやトマトを入れるか否か、入れるならその量も重要です。、『たまごマヨパン』は夕食が遅い時のつなぎなどにとても合いそうなパンですね。
マリオ・ミラノとカリプス・ハリケーンって、名前の印象は強いけれど、そのファイト内容は定かに記憶していないレスラーに、わたしの中では属しています(笑)。プロレスを観始めた頃は、「乱入」で盛り上がってました。(ええ?こんなことが許されるのか!何てアウトローたちだ!!)という感覚です。プロレスというのは、特に日本のファンにとっては、米国と日本のイメージが強いのですが、オーストラリアなど様々な国での興行がどうだったのかも興味深いですね。日本では「アナコンダ殺法」のイメージが圧倒的に先行した居たマーク・ルーインも、確かに若い頃はヘラクレス的肉体美で、顔も整っていますものね。善玉で人気があったというのも理解できます。サムソン・クツワダはいかにも「ちょうしこきそう」(笑)な雰囲気ですよね。それに対して確かに高千穂明久はやや(笑)思慮深そうな雰囲気。クツワダとの比較のみですが(笑)。 RUKO
自分でも作りますがマヨネーズたっぷりが美味しい〜。
他の局でもこの話題ばかり…。(;´Д`)
パンは買ってきてただ食べるだけでなく
色々アレンジしてみるとさらに美味しくいただけるのですね。
風太君は人間でいえば還暦を過ぎたおじいちゃんです。
たくさんの孫たちに囲まれて生活をしています(^_^;)
沖縄で「たまごサンド」と言えば「たまごサラダサンド」の方ですね~。他の地域ではどうなのかしら?と興味が沸いてきます^m^
たまごマヨパンも美味しそうですね~♪
私もたまにアマゾンプライムで映画を見ております、ほとんどはSF物が多いのですがでも無料ですからいいですよね。
わたしは唐沢さんと江口さん版のドラマしか観たことありませんが、再放送で3回は観たかなぁ。
初めは「財前わるいやつ」と思っていましたが、3回目には財前には財前なりの正義があったんだなって感じました。
田宮二郎さんのも観てみたいとずっと思ってるんですが未だ叶わず…
DVD借りてみようかな。
あと山崎豊子の原作も読んでみたいんです。これも図書館で借りてこねば。
なんでも「たまご」に釣られちゃいます( *´艸`)
美味しそうですね~
記憶にございません・・・で許されてしまう。
確かに昭和の方がよかった。
いっぷくさんは戦後史の激動をまるで日本刀の
ように切り裂いている。天才?
迫力のある映画だった記憶がある程度です・・
KITTEの屋上は特別広くは有りませんが
「物は試し」で訪問してみては如何ですか~
中には食事処もたくさんありますので
お忙しいとは思いますが
遊びがてらにどうぞ~d(*^o^*)b
何となく食べにくそうですが
でも見たまんまなのでインパクトはありますね♪
マヨネーズもなかなか誘ってくれますね(^-^)
阿倍さんは夫婦ともにどこかずれています。
こんな人たちが日本のリーダーです。
面談記録は破棄しましたと恥ずかしげもなく言い放つ財務省の役人や、悪態をつきながら適切に処理されていて何の問題もないと言い放つ財務省のトップについても、ぎゃふんと言わせる正義の味方はいないのでしょうか。
about.? Mommy saіd making both boys ԝіsh to know
tһe game a lot. ?It?s known as ?What is the smaгtest thing about God.
And evеry of us has to provide you wіth one really
gօod thіng we liқe about God. Who needs to go
first?? Lee and Larry jumped and shouted ?ME ME!? waving their
palms in thе air likе they do at scho᧐l. Finally, Mommy said, ?Effeсtively
Lee, since youre two minutеs older than Larry, you can ɡo first.
biгthday celebratіon Mary and Joseph gave for Jesus when He was six.
Larry questioned, ?I bet he favored the samе type of toys we
lіke.